この手の画像生成AIでは何と言っても『Mid Journey』がメジャーなわけですが、無料トライアルの期限が切れたのかプロンプトを打っても、「サブスクにせえ、サブスクにせえ」と言ってくるばかりだ。年間最低でも100ドルかかるだと!事業者なら経費で落とせるかもしれないが単なる趣味で1年分の前払いには二の足を踏む。なにせ浮き沈みの激しいこのIT業界。年末にはどうなっているかわかるものでもない。無料で使えるMicrosoftの『Image Creator』を試してみたが、これは少ないコマンドでなかなかリアルな画像を出力してくれる。ところが商用利用不可ときてる。やっぱりMSだよな。プロンプトの腕も上がって下請けの仕事でもしようかなと思ってもこれでは何の発展性もない。せいぜい社内資料の間に合わせに使うくらいが限界だろう。
というわけで、無料でガンガン使うことができるという評判の『Stable Diffusion』を試してみることにした。ところがインストールのハードルが結構高い。要は自分で画像生成AIサーバを立ててローカルで使うというわけだ。127.0.0.1を叩いて接続するんですね。20年くらい前にLINUXでファイルサーバを立てた時も結構苦労しましたが、まあ相当にマニアックな人でなければやらないだろうな、こんな面倒くさいこと。しかし、還暦過ぎの爺いですが何とかインストールやモデルの設定できましたよ。世の中、親切な人がたくさんいて手順を図解入りで説明してくれたおかげです。というわけで、早速、プロンプトの打ち込み。まだボキャブラリがとても少なくてとてもありふれた英単語を12個ほど並べてエンターキーを打って待つこと約20分。Geforce1050Tiだから青息吐息ですがな。画像が思っていたより明るくもう少し妖しい感じにしたかったのでGIMPで全体を少し暗くしました。ああ、でもしばらくこのプロンプト打ちにはまりそうですね。結局こうした生成型AIを使うために必要なのは、AIが解釈する言葉の類義語、シノニムのニュアンスの違いをどれだけ知っているかということに尽きるような気がします。そういう意味ではこれは文系、アート系のツールなのだと思います。古典の詩や有名な歌詞など入力してどういう画像が生成されるか試してみるのも面白そうです。種田山頭火とか入れてみようかな。しばらく遊べそうな気がします。
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