狭い日本でなぜ電気の周波数が違う?

北海道から愛媛県に移住してからというもの家電製品が次々に故障しました。電子レンジがまず一度スパークしてからお亡くなりになりました。これは50Hz 60Hz共用のものです。それから46インチのSONYブラビアが視聴中に真っ暗になり沈黙。これも周波数共用タイプ。それからアクアリウムの外付けフィルターが異音を発して故障。これは50Hzのエンペラー(羽根)を使っていたためで60Hzのものを取り寄せて交換したのですが交換してからまた故障したので本体ごと処分しました。正月に水漏れ騒動があったので水に関係する電気製品にはとりわけ神経質になっていたのです。

その後気づいたのはベルトドライブのレコードプレーヤーがやたら早い再生になり音が高くなるという現象。確かに錯覚ではない。ネットで調べてみると一応製品自体は周波数共用タイプで本体底面の小さな穴の奥に隠しねじがあってそれでスピードコントロールできるというのでやってみました。確かにドライバーに回る手ごたえがあり調節するうちに何とか正確なスピードで再生できるなあと少し納得したのですが、5分もしないうちにだんだん速さがぐにゃぐにゃになってきたので、ていっと放り投げました。やってられるか、こんなバカげたこと!

明治の導入当初、発電機がアメリカ製かドイツ製かで周波数が違うので糸魚川を境に周波数を変えたということらしいのですが、それってあまりにもいい加減で利権丸見えの図式ですよね?周波数が違えば当然部品も2種類必要になり、包装資材や説明書の印刷から品番から何もかにも倍になるっていうのにアメリカからもドイツからも甘い汁を吸いたい輩がいて数百年に渡るコスト高や不利益も考えることなくのうのうとしていたのだろう?明治の頃からこんな具合だからいろんな産業でこんな二重規格がたくさんあるんだろう?それじゃコストで海外製品に勝てるはずない。しわよせが賃金にくるという構図だ。やってらんない。

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