「移住するぞ!」と言って一緒についてこなかったのは職だけだ。

ちなみに画像は北海道札幌市から愛媛県松山市に一緒に付いてきたアカヒレさんとネオンテトラさんです。移住してから5年目に入りましたが元気です。


ほんとうに「松山に行きたいから松山営業所に行かせてください!」でとおれば楽だったのですがいかに全国組織の会社でもそう簡単なことではありません。まだ若ければ営業でも何でもどんとこいですが、さすがに五十なかばではそうもいきません。ただでさえお荷物気味なのに、松山に行きたいですなんて言おうものなら、辞めた方がいんでね?と言われそうです。

とりあえず早期退職する手続きはすすめたものの、松山に行ってからどこで働こうか?という話です。辞める前に松山市で就職口が決まれば一番良いわけですが、松山市の住民票もなく住所もない五十男を雇ってくれるはずがありません。「来年の春来ます」って言ってますから採用することにしましたなんて総務担当が経営幹部に言えるわけないじゃん…

だから全国の地方自治体の「移住してください!」というホームページには、廃屋のような古民家画像を掲載して「2LDK月2万円、畑があります。」というようなキャプションの移住プラン(家庭菜園付き)が多いわけです。「身一つで来てください」なんて言葉は農業従事者に対する冒とくです。30年以上営業か事務しかしてこなかったような人間が住んだことがない土地でいきなり農家になるなんてまず無理です。自治体に移住でサポートして欲しいのは住居ではなく就職口です。住むのは賃貸でも分譲でも自分で探すので、まず現在、住民票がなくても応募できる就職口を斡旋して欲しいですよね。リモートでも面接可能な時代ですし。


まあ、退路を断ちきって松山市に来てから就職活動を始めて、何とか地元企業に契約社員として採用してもらい、契約満了となってからは派遣などで綱渡りしています。うつ病持ちなこともあり職につくのは大変ですが、それでも何とかなるものです。…と言えるように今日もIndeedで検索を繰り返すのでした。ディープラーニングG検定なんて屁の突っ張りにもならないのは十分身に染みながらもこりもせず、今度はデータサイエンティスト資格だあ!(トーマス・ドルビーのような気分で「Science!」)

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