松山市でのパトカーサイレンの多さは原付の無法運転に対するものが多いのかもしれない。

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犯罪発生率が大して違わないのになぜ札幌市より松山市の方がパトカーサイレンが多く感じるのか?私なりにいろいろ仮説を立ててみた。

仮説1:札幌市は騒音に対するクレームが多く、重大事件以外は極力サイレンを鳴らさないようにしている。
仮説2:札幌市は条里制のため交差点の数自体が少なく緊急車両通過を知らせるサイレンを鳴らす回数が少ない。
仮説3:松山市は原付スクーターの違法運転が多く、注意と威嚇のためにサイレンを鳴らしている。

仮説1については、「公園のこどもの声がうるさい」、「工事の音がうるさい」など都市に特有のクレームが確かに札幌市では多く有った。が、松山市の市民は比較的寛容に思える。そもそもが城下町なので「お上」と「庶民」の上下関係がゆるぎないからかもしれない。そして松山市を守る警察官のマジメさもあるだろう。規則として「緊急出動時にはサイレンを鳴らす」というルールを謹厳実直に実行し、軽微なクルマの接触事故であっても規則通りにサイレンを鳴らすことが常識なのかもしれない。

仮説2については、松山市の道路が三叉路、五叉路というような交差点が多く、また伊予鉄の市内線、郊外線の踏切も数多く存在することから、警察の側も「早く行かなければ!」という焦りとマジメさからサイレンを鳴らす回数も増えてしまうかもしれない。それに比べれば、札幌市は郊外をのぞいてほとんど条丁目で区画されており、また交差点から交差点の間隔も広い。大きな交差点で赤信号のとき瞬間的にサイレンを鳴らしていくようなスタイルである。

仮説3については、松山市の原付の多さは直感的にも明らかなのだが裏付けるデータがあった。
一般社団法人 日本二輪車安全普及協会の記事『市民の足として大活躍 原付普及率が日本一のまち』https://www.jmpsa.or.jp/society/utility/mi2003b.html


愛媛県松山市(人口51万人・25万世帯)には、原付が5万8,345台保有されており、1,000世帯当たりで236.2台(約24%)が普及している。20万世帯以上を擁する市区は全国に47あるが、その括りのなかで松山市は断然トップ。堂々日本一の“原付のまち”である。
〈資料〉全国・原付の世帯普及率ランキング(20傑)

すごいですね!1000世帯当たりの普及台数が236台!ダントツじゃないですか。
札幌市は半年近く雪に埋もれるのでおそらく普及台数は下から数えた方が早いだろう。
やっぱりこれかなあ。松山市で原付の乗り方を見ていると2段階右折がとかそんなレベルではないんですよね。交差点が混んでいたら歩道を走っていくし、角がコンビニ駐車場だったらなんのためらいもなく駐車場を斜めにショートカットして走って行きます。それも見るからにワルそうなタイプではなく、おとなしそうな学生や主婦が原付スクーターですうっと走って行くのです。
多分、自転車の乗り方と変わりませんね。
こういう行為に対して愛媛県警のパトカーがサイレンを鳴らしながら注意している、という仮説が一番確度が高そうな気がします。
普通免許の更新の時にでも、原付の正しい乗り方を重点的に講習した方が良いと思います。

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