SONYカセットデッキTC-K5 「壁コン」で復活!

久しぶりにカセットテープでも聴こうかとカセットテープを入れてガチャリとPLAYボタンを押して…ありゃりゃ1ミリも回転しない。とうとうダメかなあ。焦っていじるとろくなことにならないので、翌日原因調査をすることに。

さて翌日、側面のボルト3本づつを外しカバーを開けて内部を確認。なるほどサーボモーターの動力から延びているフライホイールのところでゴムベルトがスリップしている。テンションがまったく無い。つまりゴムベルトが伸びきっていたわけです。以前、Amazonで買った修理用ゴムベルトの大小セットを引き出しから引っ張り出し似たような幅、寸法のものに交換すると、おおっ、再生、巻き戻し、早送り全て新品かのようにキビキビぐいんぐいん動くではないか!やったね大成功!と鼻歌歌いながら念のためヘッドフォンを取り出して音をチェックすると、右チャンネルの音が出ていない。左は元気に振れているが右のレベルメーターは微動だにしない。それからヘッドクリーニングしたり、要所に接点復活剤など注入したが改善しない。

ああ、だめだこりゃ。大型ごみ行きかあ…とアンプから電源プラグを抜き棚からデッキを引き抜き床に置いてから、ふと、もしかして電源?という疑問が頭に浮かんだのです。
というのも、以前、某社の無線ルーターの電話サポートオペレーターをしていた時に問題が解決しない時の最終解決案として略称「壁コン」、つまり「壁コンセントから直接電源をとってみる」という手段が有ったことを思い出したのです。カセットデッキの電源プラグを壁のコンセントに直接刺してヘッドフォンをかぶり直し、がちゃりとPLAYボタンを押し込むと、おおおおおおっ!右チャンネルからも聴こえるっ!左右のレベルメーターが元気に振れている!やったあああああっ!きれいに聴こえる!

1980年代小樽のTwenty-Oneでかかっていたようなディスコミュージックの力強いステレオサウンドにうっとりしながら、電源がオーディオにいかに重要かということを実感しました。無線LANルーターもそうですがオーディオ製品も簡単に故障と決めつけずにまずは「壁コン」試してみましょう。
これを機会にリビングの魑魅魍魎ゾーンとなっているオーディオ周りの電源系も再チェックしてみようと思います。

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